「映画ドラえもん のび太の絵世界物語」を見に行った話

少し前になるが、ドラえもんの映画を見に行った。 別に書くほどの内容でもないのだが、記憶容量を空けるために、その時のことを書いておく。

見に行ったのは4月12日土曜日。場所も書いてもいいのだが、ネットに晒すわけだし、伏せておこう。

見に行ったきっかけというか、ある人に、見に行ったほうがいいとラインが来て、見に行ったわけだ。 そいつに、具体的な感想を話そうかと思っていたのだが、 当分会う機会も無さそうなので、ここで吐いておく。

感想を書くと、まあ良かった。 シナリオは、シンプルオブシンプルである。 こいつは、敵と見せかけた味方だろうな、というやつは、やっぱり味方。 こいつは敵だろうなという奴は、やっぱり敵。

日常パートで変な使い方をしたひみつ道具は、最終決戦で使う。 ヒロインが変な動きをしたら、その理由は最後に明かされる。 ジャイアンは男前。何の捻りもない王道の筋書きである。

だが、それがいいのである。劇場版ドラえもんに変なことなんて望んでいない。 私が見たい劇場版ドラえもんがそこにあった。

そして、ドラえもん、劇場版ドラえもんへの愛が多分に感じられた。 ほんやくコンニャク、きせかえカメラ、と言った劇場版の定番道具はもちろん、 水加工用ふりかけ、かるがるつりざおといったマイナー道具、 そして、チンカラホイ、テケレッツノパー、といった作品内のオマージュ、 また、誰もが忘れているであろう、パパの絵が上手い設定、等、 ドラえもんコミックス内の情報を広く扱っている。 これはドラえもんファンもニッコリである。

結局、みんなはミームが大好き、ということなのかもしれない。 ドラえもんミームである。それが、ファンの見たい物だったのかもしれない。 ドラえもんファンが作ったドラえもんファンの映画。それが本作なのかもしれない。

調べたら、本作の脚本家は大変なドラえもんマニアだったようだ。 忘れてもいいようにリンクを貼っておく。(今、私が書いているこの記事は何の案件でもないしリンク先から1円たりとももらっていないことも念の為に書いておく)

NEWSポストセブン 『映画ドラえもん のび太と絵世界物語』制作陣インタビュー#2 『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』脚本家が明かす「こだわりのオマージュ」、考え抜いた「王道の展開」

以上。